県都・静岡市の中心街に横断歩道を新設 歩行者の利便性と回遊性高め商店街エリアへの人流増加に期待
テレビ静岡
静岡市の中心市街地の交差点に先週新たに横断歩道が設置されました。地下道への上り下りが不要となり誰もが移動しやすくなったことで中心街の活性化につながるのでしょうか。 清水エスパルス・秋葉忠弘監督も「ぜひ新スタジアムを」シーズン終了報告で静岡市長表敬
村田 彬 記者: JR静岡駅から約5分ほどの場所に来ています。車と人が頻繁に行き交う交差点に新たに横断歩道が作られました 静岡市の中心街にある江川町交差点。1日2万人が通行するといわれています。 東西をつなぐ横断歩道は9年前に設置されていましたが、南北方向は設置されていませんでした。 鈴木櫻子 記者: これまで駅と市街地を南北に結ぶ横断歩道がなく高齢者も階段の上り下りがある地下道を利用しなければならないという不便さがありました 11月7日、横断歩道設置前の街で取材をしていると大きな荷物を持った高齢の女性が。 地下道の利用者: 階段を一歩一歩降りなきゃいけない。荷物を一回一回下さなければならずすごく不便
静岡市・田辺信宏 市長(2014年当時) 新静岡セノバ、伝馬町、呉服町、紺屋町エリアを地上で横断して行き来ができ、街中の回遊性向上や中心市街地の賑わい創出につながると確信をしています 静岡市が江川町交差点の平面横断化に向けて動き始めたのは15年前。 歩行者にとっては便利になる一方で交通量の多い幹線道路への設置ということもあり車の渋滞が懸念されていました。 そのため社会実験や関係者との協議・調整が重ねられ今回の設置がようやく実現しました。
歩行者の女性: (よく)通る。でもここ横断できないから(地下道に)潜る。足が悪いと大変。なんでここ作らないんだろうってずっと思っていた 車いすの男性: 地下道通らなければ行けないと思っていたら(横断歩道)があったので通ってきたので楽だった 市は歩行者の利便性が増すことで商店街エリアへの人流増加にも期待を寄せています。 静岡市 景観まちづくり課・望月圭佑さん これまで地下道を利用できなかった方々、高齢者や障がい者の方が渡りやすくなる仕組みになると思います。回遊性が向上すると街中のにぎわい活性につながるのではと期待しています
一方、懸念されていた幹線道路の渋滞については供用開始の8日 目立った混雑は見られませんでした。 市も検証の結果現在の交通量であれば問題ないとしています。 再開発が進む静岡市の中心街。今回の横断歩道の設置が歩行者の回遊性を高め賑わいの創出につながるのか期待が高まります。
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