近江が初の4強 繰り上げ出場校で史上初 金光大阪破る センバツ
第94回選抜高校野球大会は第9日の28日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準々決勝があり、近江が金光大阪を6-1で破り、滋賀県勢として春夏通算60勝となり、初の準決勝進出を果たした。 【近江vs金光大阪 近畿勢対決を写真で】 近江は新型コロナウイルスの感染者が出た京都国際の参加辞退により近畿地区補欠1位校から繰り上げ出場した。補欠校から繰り上げ出場したチームとしても史上初の4強入りとなった。準決勝は第10日(30日)第1試合で浦和学院(埼玉)と対戦する。 ◇金光大阪、守備の乱れ響く 近江がしぶとい攻撃で好機をものにして逃げ切った。近江は同点の四回1死一、三塁から大橋の二ゴロで1点勝ち越しに成功。七回には中瀬のスクイズなどで2点を追加した。山田は要所をまとめて3試合連続となる完投。金光大阪の先発・古川は粘り強く投げたものの七回途中4失点。計3失策と守備の乱れが響いた。 ◇近江・多賀章仁監督 非常に危ない場面はあったけど、終わってみれば1点に抑えているのが山田のすごさ。(昨秋の近畿大会で敗れた)リベンジの思いを持って選手が臨んだことが、結果的に点差になったと思う。 ◇金光大阪・横井一裕監督 要所でミスの出る、出ないの差が結果に表れた。昨秋近畿大会以来の再戦で、先発の古川が意識して大事にいきすぎた。七回のスクイズ失敗は、もう1球待っても良かった。監督の責任。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。