明石家さんま、楳図かずおさんリスペクト「認めてほしいよね、そこはひとつ。なんぼ嫌いでも」
タレント明石家さんま(69)が9日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。10月28日に88歳で亡くなった漫画家の楳図かずおさんにリスペクトの思いを込めた。 【写真】楳図かずおさん さんまと楳図さんは和歌山生まれ、奈良育ちという共通点がある。 さんまは楳図さんの自宅近くにロケに行ったことがあり、「『この辺に楳図かずおさんがよく現れます』って言うて、待ってたらホンマに現れた」と笑いながら回顧。「見つけやすいんですよ。ウォーリーですからね。1人だけのウォーリーを探せ、やからすぐ見つかるんですよ。それで『イヤイヤ』って言うこともなく出演してくれて、延々しゃべっていただいたり。何回かお会いさせていただいたけど、サービス精神旺盛な超すごい先生よね」と楳図さんの人柄を懐かしんだ。 さらに、「俺が腹が立ったのは」と切り出し、「赤い屋根、壁で問題になった。目障りだって裁判もなされて」と言い、楳図さんの自宅「まことちゃんハウス」が、景観を損ねるとして建設差し止め騒動に発展したことについて触れた。 「楳図かずおの家で、あのちょっとした赤を何で『目障り』って言って、すごいショックだったことを覚えている」 いつになく憤慨し、「すべてがすべて、楳図かずおさんのことを好きだということはないやろうけど認めてほしいよね、そこはひとつ。なんぼ嫌いでも。認めなアカンやんか、あれくらいの人は。それは残念な時がありましたけども。88歳。ご冥福をお祈りします」と言い、しのんだ。