患者の財布から5万円盗んだ看護師を懲戒解雇
京都府公立大学法人は29日、病棟内で入院中の患者の財布から現金を盗んだとして、京都府立医科大付属北部医療センター(京都府与謝野町)の50代の女性看護師を懲戒解雇としたと発表した。処分は28日付。看護師は窃盗を認める一方、理由について「分からない」と説明したという。 センターによると、看護師は9月13日、患者の財布から現金5万円を盗んだ。患者からの相談を受け、センター側が患者が入院していた個室にあるカメラを調べたところ、看護師が盗んだ現金をポケットに入れる様子が写っていた。看護師は10月に窃盗容疑で書類送検され、その後不起訴となったという。 落合登志哉病院長は「誠に遺憾。改めてコンプライアンスを徹底し、信頼回復に努める」とのコメントを発表した。