空手の試合中に危険行為で物議…統括団体が再発防止誓う 蹴られた側は「まだ痛みを伴う状態」
空手の世界組手連盟(WKO)JAPANは18日、方式ホームページで管轄下の大会で発生した危険行為についての公式見解を公開した。 WKOは「ジャパンアスリートカップ予選会での事案につきまして」とする文書をトップページに公開。「この度は、怪我をされた選手の一日も早いご回復を心よりお祈り致します。経過報告となりますが、現時点で蹴られて怪我をされた側のお子様がまだ痛みを伴う状態です。ネット等をはじめとした各種メディアを通じて、現在まで二次被害も大きく広がっております」と現状を報告。「怪我(けが)はもちろんですが、双方の子供達の心のケアを第一優先として、各関係者にお願いし進めている状況です。この問題が解決するまで大会のあり方をはじめ、二度とこのような事が起きないよう、関係者は一丸となって誠心誠意再発防止、また改善に努めて参ります」とした。また「指定大会におきまして、著しく空手のイメージを貶めた事に関しまして、関係各位に衷心よりお詫び申し上げます」と謝罪の意を示している。 3日に宮崎市で行われた、ジャパンアスリートカップ選抜大会を兼ねた「第6回全九州フルコンタクト空手道選手権大会」で危険な行為をする動画がSNS上で拡散。審判から「待て」の合図があったものの、背を向けた相手の後頭部へ蹴りを入れている様子や、セコンドらしき人物が「いけ!」と指示しているとみられる声が入っており波紋を呼んだ。反則行為をした選手が所属してた大分の「実戦空手道 勇征会」は12日に謝罪文書を公開し、セコンド対応していた支部長は無期限の謹慎及び対外試合への引率、セコンド活動禁止の処分が下された。
報知新聞社