上達の近道はやっぱり「ホームコース」を作ること!? 同じゴルフ場を繰り返しラウンドするメリットとは?
ホームコースを何度も回るほうが上達は早い?
最近、ゴルフ仲間のホームコースに誘われることが増えました。ホームコースというのはメンバーになっているケースもあれば、メンバーではないけど1カ月に何度もプレーしてホームグラウンド化しているケースも含みます。 【画像】意外と即答できない!? これが「ゴルフクラブ」と「カントリークラブ」の違いです 筆者のゴルフ仲間は平日にラウンドに行ける人が多いので、ゴルフ場の会員権を購入してメンバーになることにそれほどメリットを感じていません。でも、ゴルフ熱は高いので、家から近くてプレー料金が手ごろなコースをホーム化しています。
具体的には1カ月に3~4回のペースでプレーし、ラウンド当日に2~3カ月先の予約を入れます。そうすると年間ラウンド数80回(この数自体がなかなかスゴイのですが)のうち、40回くらいがホーム化しているコースでのプレーになるそうです。 そういう人たちと一緒にラウンドしていると、前々回のラウンドよりも前回のラウンドのほうが上手になっており、回数を重ねるごとに上達していることがハッキリと分かります。最初はラウンド回数が多いから上達が早いのかと思っていましたが、もしかしたら同じコースを何度も回っているから上達が早いのではないかと思うようになりました。 そう思ったきっかけはプロキャディーにコースマネージメントの取材をしたことでした。彼によるとコースマネージメントの基本は「絶対にやってはいけないことは何かを考えること」だそうです。 そういう観点でコースを見渡すと、初見のコースでは「絶対にやってはいけないこと」を見極めるのが難しいです。同じコースを何度もプレーしているうちに「このホールでティーショットをあのエリアに打つのは絶対にダメ」というのが分かるようになります。 実際にゴルフ仲間のメンバーコースやホームグラウンド化しているコースでプレーすると、次のようなアドバイスを受けることがあります。 「このホールは一見、フェアウェイの左サイドがよさそうに見えるけど、左サイドはセカンドを打つとき正面の木が邪魔になるから、右サイド狙いのほうがいいよ」 こういうコースマネージメントは初見のコースでは到底思いつきません。同じコースで何度もプレーしているから分かることです。こういう経験を繰り返しているから、初見のコースでラウンドする際もコースマネージメントに対する思考の深さが発揮されるようになるのではないかという気がしました。