デーリィ牛乳のパックに「イカのおすし」デザイン…「行かない・乗らない」防犯の合言葉を子どもたちに
防犯や交通安全意識の向上に向け、宮崎県警は、牛乳や乳製品の製造販売を行う南日本酪農協同(都城市)と連携協定を結んだ。協定に基づき、防犯対策を訴えるデザインの牛乳が今月中旬頃まで販売されている。 【写真】南日本酪農協同の「スコール」牛乳×炭酸飲料の先駆け
協定では、県警による防犯に関する情報を南日本酪農協同が商品に載せるなどして周知に努める。同社はまず、県内と鹿児島県で販売される「デーリィ牛乳」の1リットルパックの側面広告欄に「行かない、乗らない、大声を出す、すぐ逃げる、知らせる」を意味する合言葉「イカのおすし」の文字などをデザインした。
県警本部で12月に行われた調印式で、有村義昭社長は「大切な子どもたちが犯罪に巻き込まれないようにするお手伝いができることをうれしく思う」と語った。県警の山崎猛生活安全部長は「牛乳を飲む際、子どもたちは繰り返し目にすることになる。保護者から子どもたちへの注意喚起も期待できる」と話していた。