仕事のミスで落ち込む年下の彼女に良いアドバイスをしたのに…「なんで不機嫌に?」企業コンサルタント・20代男性のギモン
すべき思考から脱却して相手がしてほしいことに焦点を当てよう!
認知行動療法では、認知(考え方、捉え方)と感情の関係に注目しながら、認知の歪みがあればそれを自己理解し、ほぐしながら認知を柔軟なものへと変容させます。このことで、コミュニケーションのバリエーションが増えて、流暢になるのです。 この手法をベースにして、まず、すべき思考を「~した方がいい」と言い換えることで、他にもいろんなやり方があるとモノの見方の幅を広げます。たとえば、「ミスをなくすべき」と感じるとプレッシャーがかかりますが、「ミスをなくしたほうがいい」と言い換えることで、相手の負担が軽減されます。 さらに、恋人が本当は何を求めているのかを確認することが重要です。助言をする前に、相手の気持ちを十分に聞き、「それはつらかったね」「悔しかったね」「ミスなんてしたくてしてるわけじゃないのにね」などと共感の態度を示すことで、相手に寄り添ったサポートができるようになります。 ユウキさんもこの方法で恋人と向き合ってみました。すると恋人は、「私ね、解決のアドバイスがほしいんじゃなくて、ユウキに大丈夫だよって言ってほしかっただけだったのよ」と言いました。 ユウキさんは自分にすべき思考を浴びせ、いつもがんばることで目標を達成してきました。それでついつい恋人にもすべき思考を押し付けてしまっていたことを詫びました。恋人はユウキさんの素直な姿勢に安心感を得られたようです。 「なぜ、僕には親友がいないんだろう?」インフルエンサーと繋がって人脈を広げたいのに…10代男子学生の“純粋な悩み” へ続く
中島 美鈴/Webオリジナル(外部転載)
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