【ONE】弟ケイドに続き兄タイも秘技“ルオトロチン”で一本勝ち!「ケイドのMMAにも期待を」
2024年4月6日(土)、タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムにて『ONE Fight Night 21: Eersel vs. Nicolas』(U-NEXT配信)が開催された。 【写真】肩固めにも行ける形から背後からリアネイキドチョークの組み手で相手の腕を入れたまま絞めて極めた セミファイナルでは、第5試合で変形リアネイキドチョークの“ルオトロチン”を極めたライト級王者の双子の弟ケイド・ルオトロに続き、ウェルター級王者の兄のタイ・ルオトロが登場。豪州のアイザック・ミシェルの挑戦を受けた。 ▼ONEウェルター級(83.9kg)サブミッション・グラップリング 世界タイトルマッチ 10分1R 〇タイ・ルオトロ(米国)184.25lbs, 1.0040 [1R 4分43秒 ルオトロチン] ※アームインRNC ×アイザック・ミシェル(豪州)184.00lbs, 1.0207 ※タイ・ルオトロが王座防衛 ONEウェルター級サブミッション・グラップリング王者のタイ・ルオトロは、ライト級同王者ケイドの兄。史上最年少のIBJJF黒帯世界王者にして、2019年のADCC世界選手権で16歳の最年少で準決勝進出。2022年のADCC世界選手権で銅メダリストとなった。 ONEサブミッションではゲイリー・トノンにダースチョーク、マラット・ガフロフにリストロックで一本勝ち。2023年5月にMMAミドル級&ライトヘビー級MMA王者のライニアー・デ・リダーに判定勝ち。2023年8月には81.6kg契約でダギ・アサラナリエフを1R ヒールフックでダギを極めている。11月の前戦では、マゴメド・アブドゥルカディロフを判定3-0で下し、ウェルター王座についた。21歳。 対するアイザック・ミシェルは、オージーボール出身。16歳で格闘技に出会い、BJJにのめり込み、18歳から海外修行。クレイグ・ジョーンズのトレーニングパートナーも務め、2021年のIBJJF世界ノーギ選手権茶帯で優勝。2022年のADCCオセアニア&アジア予選99kg級、Who's Next Tournament等で優勝。ジャンセン・ゴメスやロベルト・ヒメネスを相手に勝ち星も挙げている。25歳。 1R、タイのダブルレッグを差し上げたミシェル。右小手巻きのタイに左差しでボディロックからバック狙いのミシェル。それをがぶり切るタイ。 スタンドレスリングの両者。両手で片手を持ちツーオンのタイ。それを切るミシェルはタイの頭を下げさせようとする。そしてシングルレッグからスタンド、バッククリンチのミシェル。しかし、小手から内股を狙うタイをボディロックで潰そうとするミシェル。そこで左腕を巻き込んで左足をまたいで体を切り返してマウントを奪うタイ! トップからバックに移行、最初は左脇をすくっているタイだが、マウントへ移行するような形で右脇をすくう形に移行したタイは、4試合前のケイドと同じアームインのルオトロチン! ミシェルからタップを奪い王座防衛、5万ドルボーナスを獲得した。試合後、タイは「弟のケイドのMMAにも期待してほしい」と語った。