＜巨・ヤ＞打撃練習の順番待ちをする坂本（撮影・木村　揚輔）

　◇セ・リーグ　巨人4―3ヤクルト（2024年6月23日　東京D） 　巨人の坂本勇人内野手（35）は23日のヤクルト戦（東京D）で先発メンバーを外れ、最後まで出番なく終わった。 　坂本のベンチスタートは13日の楽天戦（楽天モバイル）以来6試合ぶりで、今季9度目。 　そのうち途中出場したのは、8回から三塁守備に就いた4月18日の阪神戦（甲子園）だけで、残りの7試合は最後まで出番なく終わっていたが、この日も最後まで出場はなかった。 　この日は予告先発投手だった菅野智之投手（34）が腰痛のため当日に登板回避。代役としてドラフト5位新人の又木がプロ2度目の先発マウンドに上がり、坂本の代わりに一塁手の岡本和が三塁へ、捕手の大城卓が2021年10月8日の広島戦（マツダ）以来3年ぶりの一塁守備に入るという緊急布陣となったが、1点差で逃げ切り勝ちし、連敗を2で止めた。 　坂本は交流戦明けの2試合で7打数無安打、前日22日のヤクルト戦には「7番・三塁」でフル出場したが、今季初の3打席3三振。ここまで61試合に出場して打率.234（231打数54安打）、4本塁打、18打点と打撃不振に苦しんでいる。 　試合後、坂本について聞かれた阿部慎之助監督（45）は「まあ、体調も考慮して外しているんだけど、本人も内容が良くないのは知っているはずなので、週明けもちょっと分からないですけど。（二岡）ヘッドコーチと相談して決めます」と話していた。