日本IBMは、企業の全社的なAI(人工知能)の本格活用を支援するフレームワーク(枠組み)「デジタル変革のためのAIソリューション」を8月8日発表した。3月に公表した「IT変革のためのAIソリューション」を拡張した。生成AIがビジネスに不可欠なツールになる中、IT変革だけでなくビジネス変革まで含む全社的なデジタル変革でのAIの実用化を推進する。 デジタル変革のためのAIソリューションは(1)AI活用プラットフォーム(2)AI戦略策定とガバナンス(3)ビジネス変革のためのAI(4)IT変革のためのAI(3月に発表済み)－－の4つのコンポーネントで構成する。各コンポーネントには、企業が全社でAIを活用するために最適化したIBMや他社の製品を使ったソリューションを用意。ニーズに応じてAIが本格導入できる。

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(1)は、さまざまなLLM(大規模言語モデル)が利用可能なAIプラットフォーム、データプラットフォーム、AIアプリケーション構築のためのプラットフォームなど、AI活用の基盤を提供。(3)は、各業界特化のAIソリューションや製品・サービス、顧客接点、ビジネスプロセス最適化、人材管理、日常業務など利用目的に最適化したAIソリューションを提供する。