巨人・堀田賢慎 最速157キロ計測で確かな手応え/レベルアップ宣言
俺のボールを見ろ! と言わんばかりに表情からは自信がみなぎる。堀田賢慎は準備万端で宮崎キャンプを迎えたが、あえて2日目にブルペン入り。その意図を「去年は初日に入る人が多かった。アピールしていかないといけない中で、できるだけ人が少ない中で投げることで勝手に目に入ってくると思って、ブルペンに入りました」と説明した。 【選手データ】堀田賢慎 プロフィール・通算成績 青森山田高から2020年にドラフト1位で入団。22年にプロ初勝利を挙げるなど2勝したが、飛躍が期待された昨季は3試合で防御率8.10。「ふがいない成績だった」と、階段を駆け上がることはできなかった。 ただ、今季こそ大化けの予感が漂う。昨年10月の秋季教育リーグでは防御率0.90をマーク。11月から志願して参加したウインターリーグでは4試合に登板して2勝0敗、防御率1.40。ストレートは自己最速を更新する157キロを計測し、常時150キロ台で安定した。 「フォームのタイミングが合っていないという感覚がなくなってきた。ちょっと感覚はつかんでいたんですけど、157までいくとは思っていなかったです」 確かな成長の手応えを胸に、オフは主砲・岡本和と動作解析のできる施設に足を運ぶなど有意義な時間を過ごした。先発ローテーション入りを目指すプロ入り5年目。大型右腕の本格ブレークに期待がかかる。 写真=BBM
週刊ベースボール