スーパーカブのアイコンと言えば「レッグシールド」 ちょい古スーパーカブでも美しくありたい
別物かのような美しい仕上がりになりました!!
過去にはレッグシールドを美しく仕上げ直した自身所有のスーパーカブを見せて頂いたこともありましたので、樹脂溶着の形跡が残る我がかもめ号のレッグシールドを工房へ持ち込み、状況を診断して頂きました。
「積極的にやりたい仕事ではありませが、トータルでバイクを美しく仕上げるには避けられない部分ですよね。仕上げてみましょうか……」とは小島さん。どうやら旧型スーパーカブのレッグシールドの再生では、下処理のサンディングにコツがあるそうです。
想像以上に素材を粗磨きした後に、サフェーサーが染み込むような感じに吹き付けるのがコツだそうです。乾燥後に磨き込み、柔軟性を考慮した上で、ペイント仕上げします。例えば、表面がウロコ状になってしまったオフ車用フロントフェンダーでも、同じような下処理と対処法によって、柔軟性が高いペイント仕上げが可能になるそうです。 完成したと工房からご連絡を頂き、引き取りに出向くと、素晴らしい仕上がりに感激しました。
ここまでキレイになると、他とのバランスが今ひとつかも知れません。将来的には、エンジンカバーのシルバー(メタリック感の無い銀色)とサイドカバーだけは、リペイントしてみたいと思っています。 やっぱり「かもめハンドル」+通称エンジンカバーが「クジラ」デザイン時代のスーパーカブは、ぼくにとって一番の美しいシリーズモデルですからね。ちなみにかもめシリーズの製造期間は、国内仕様が1971年から1979年頃で、最終輸出モデルは北米専用の「パスポートC70」が1982年まで生産されていました。
たぐちかつみ