娘死亡か…連絡が取れず遺体発見、母と2人暮らし 住宅が連日火災 夫婦宅も炎上、自力で逃げた妻を搬送…救出された夫は息を引き取る
埼玉県内で4日夜~5日午前にかけて、住宅やアパートの火災が相次いだ。羽生市と新座市の住宅火災では、1人ずつ計2人が死亡した。県警は出火原因を調べている。 母死去…遺体を安置中だった1人暮らし娘の住宅全焼、2遺体発見 母亡くなった翌日の明け方に何が
5日午前9時45分ごろ、羽生市藤井下組、女性(76)方から出火し、木造2階建て住宅が全焼した。焼け跡から1人の遺体が発見された。羽生署によると、女性は娘(53)と2人暮らし。娘と連絡が取れておらず、同署は遺体が娘の可能性があるとみて、身元を確認するとともに出火原因を調べている。 5日午前11時20分ごろ、新座市北野2丁目、男性(78)方から出火、木造2階建て住宅が全焼した。両隣の民家2棟の壁などを焼いた。消防隊員が消火活動中、男性を救出し、自力で避難した男性の妻(74)の2人を病院に搬送したが、男性は搬送先の病院で死亡が確認された。新座署によると、男性方は2人暮らし。妻は煙を吸っているが、命に別条はないという。現場は東武志木駅南口から南側に約2キロの閑静な住宅街の一角。 4日午後9時10分ごろ、久喜市本町2丁目、男性(83)方から出火、木造2階建て住宅が全焼した。北側に隣接する住宅に類焼した。70代の妻がけがを負って救急搬送されたが、命に別条はないという。久喜署によると、男性方は妻、40代の次女と3人暮らしで、出火当時は在宅していた。
4日午後7時45分ごろ、上尾市井戸木1丁目、男性(23)方から出火、軽量鉄骨造2階建てアパート1階の一室が全焼し、上の部屋に類焼した。けが人はいなかった。上尾署によると、男性は出火当時、外出していた。