「私服になると残念」を防ぐ冬のコート着こなし術 イベント多い年末、休日のお出かけに何を着る?
年末のイベントで出かける機会が増え、コーディネートに悩んでいないだろうか。重ね着をする冬は選ぶアイテムが増え、かつそれぞれの相性を考える必要がある。掟があるスーツとは違い、私服はミスマッチな組み合わせだと「あれ? なんだか残念かも」と思われかねない――。 そこで、おすすめのコートの着こなしを紹介する。チェスターコートにステンカラーコート、オイルドジャケットと3種類のコートそれぞれに合う、インナーやボトムスなどのアイテムの組み合わせ方をお伝えしよう。コートの特性に合わせたスタイリングのコツも紹介するので、ぜひ試してみてほしい。 【写真を見る】ドレス度の高いチェスターコートはパーカーでカジュアルダウン
■ドレッシーなチェスターコートはラフなパーカーで着崩す ビジネスはもちろん、フォーマルな場でも活躍するチェスターコート。 そんな品格をもつコートをカジュアルシーンで使う場合、インナーにカジュアル度が高いアイテムを合わせるのがポイントだ。 具体的にはパーカーやスウェットシャツといったアウトドアやスポーツのテイストが入ったアイテムのことを指す。 もちろん、より上品に仕上げたいときはシャツやニットを合わせても構わないが、その場合は素材感に気をつけたい。
素材にカジュアル感を出すためには、起毛感や洗いざらしなど少しラフな雰囲気があるアイテムを選ぶことが重要。 【写真】「チェスターコート」「ステンカラーコート「オイルドジャケット」それぞれに合うインナーやボトムスなどのスタイリング例を見る このようにドレス度とカジュアル度のバランスを上手く調整することが、オンとオフ共有で使うアウターを活用するコツだ。 今回のスタイリング例でも、ドレス度が高いブラックのチェスターコートとカジュアル度が高いグレーパーカーを組み合わせている。
パンツにはブラックコートに軽快さを加えるホワイトを、シューズは足元を引き締めるブラックのスニーカーを合わせて、メリハリが効いたモノトーン配色に仕上げている。 シャープなイメージがあるモノトーン配色は、パーカーのアクティブな印象を抑え、街着らしく見せてくれる効果も兼ね備えている。またカシミヤ素材のコート、メリノウール素材のニットパーカーといった上質な素材を使うことによって、大人カジュアルにふさわしいクラス感が加わるので試してみてほしい。