9日(水) 天気回復に向かい広く晴れ間戻る 雨が残る関東・東北南部は上着必須の肌寒さ続く
きょう9日(水)は、西日本や北日本を中心に晴れる所が多くなるが、近畿・東海・北陸は朝のうちまで、関東・東北南部は午後にかけて雨が残る見込み。天気の回復が遅れる関東・東北南部は昼間も気温が上がらず、上着が欠かせない肌寒さが続きそうだ。
秋雨エリア次第に縮小 関東周辺は影響残る
秋雨前線は次第に本州の東海上へ離れていく見込み。前線から遠い西日本や北日本は朝まで曇りや雨の所があるが、日中は晴れ間が広がりそうだ。前線に近い東日本は太平洋側を中心に朝のうちは雨で雷を伴って激しく降る所もあるが、東海や北陸では日中は次第に雨が止んで天気が回復に向かう見込み。静岡から関東、東北南部の太平洋側にかけては日中は雨の降り方は弱まるが午後まで雨が残りそうだ。
今季一番に冷える朝 関東周辺は昼間も肌寒い
最低気温(午前5時現在)は、東京で15.1℃、札幌で今季初の一桁8.6℃など、けさは全国多くの地点でこの秋一番の冷えた朝となっている。最高気温は晴れ間が戻る西日本では25℃を超える夏日となる所が多く、北海道や東北北部でも20℃近くまで上がりこの時季らしい陽気となるが、東京は17℃、仙台は18℃と昼間もほとんど気温が上がらず、東京は11月中旬並みの気温となる見込み。 関東周辺では昼間も肌寒く、晴れる地域は朝と昼の気温差が大きくなるので、服装選びに注意が必要だ。
3連休 ようやく行楽日和に
あす10日(木)はさらに晴れる所が増えるが、関東や東北太平洋側は引き続き雲多めとなりそうだ。11日(金)は全国的に晴れる所が多く、12日(土)~14日(月・祝)かけての3連休も全国的に晴れ間が続く見込み。9月の3連休は秋雨の影響をうけたが、次の3連休はようやく行楽日和となりそうだ。今週後半は関東の肌寒さも解消して3連休は関東から西で25℃以上の夏日となるが、秋の爽やかな空気と入れ替わるためにカラッとした暑さになりそうだ。 (気象予報士・海老原美代子)