レジェンドが決断した一つの区切り… 上田桃子のツアー撤退表明に“一般ゴルファー”からもさまざまな声が 「まさにプロ」
「2024年シーズンをもって、突っ走ってきた足を、一旦止めてみようと思います」
本サイトが11月6日に配信した「試合終了を待ってポストされた上田桃子のツアー撤退表明 後輩たちがSNSでつづった『かっこいい“桃子先輩”』」という記事に多くのコメントが寄せられました。 【画像】「写真見ただけで泣きそう」 上田桃子ら大先輩に囲まれた脇元華の“幸せ”オフショットにゴルフファンが続々反応 「涙出てくる」 これが実際の投稿です
記事の大枠としては、ツアー通算17勝を誇る38歳の上田桃子が3日に「2024年シーズンをもって、突っ走ってきた足を、一旦止めてみようと思います」とインスタグラムにつづり、今季限りでのツアー活動休止の発表に対する反応をまとめたもの。 また、この日は竹田麗央が優勝した日米女子ツアー共催「TOTOジャパンクラシック」の最終日だったこともあり、後輩の優勝に水を差さないように配慮したことがうかがえるタイミングでの投稿に。 試合終了からおよそ1~2時間の間を空けてされた上田のポストを引用し、宮里藍や横峯さくら、原江里菜ら同世代の戦友から若手・中堅の後輩ゴルファーたちが労いのコメントを次々と投稿しました。 記事のコメント欄にも上田のこれまでの戦いを労うファンや一般ゴルファーからのコメントが多く寄せられました。一部を抜粋して紹介します。 「若手選手が台頭するこんにちまでシード選手でいられたことは本当に素晴らしい選手人生だったと思います。現役選手が38歳になる頃に上田選手のすごさを実感することでしょう。まさに令和のレジェンドに相応しい選手です」 「何度かトーナメントを現地で観戦しました。自分のルーツでもある熊本出身という面と、少し近寄り難いのかなというイメージの中でしたが、とても気さくで後輩への気遣いも感じられて一気にファンになりました。ひとまずお疲れ様と今後も機会があれば我々にも元気な姿を見せてください」 「シードを獲得した上で休止宣言、確かにかっこいいですね。ひとつ心残りなのはメジャータイトルが獲れなかった事。これは将来復帰した時の目標としときましょ」 「素直で誠実な性格はコメントで分かりますよ、身を引くのは残念ですがよくゴルフ界を引っ張って来たよ、ゆっくり休んでまた桃ちゃんのプレー観たいが…」 「アメリカから帰った頃から毎試合上田が気になって、以来今日はどうだったかとネットで探して頑張れって応援していました。今年はなかなか上位に顔を出すことが少なくなっていたので彼女の気持ちや動向が気になっていた。残念の一言」 「お疲れ様でした。そしてありがとうございました。まさにプロでしたね。将来は宮里藍さんと一緒に女子プロ協会を運営して頂きたいです。期待しています」 休止表明後に参戦した「伊藤園レディス」では、2日目終了時で通算1オーバーと無念の予選落ち。 次戦は14日に開幕する「大王製紙エリエールレディス」に参戦予定で、今季優勝者やランキング上位者40人のみが出られる最終戦「JLPGAチャンピオンシップ リコーカップ」の出場権獲得を目指す、最後の戦いに挑みます。
上田 桃子(うえだ・ももこ)
1986年6月15日生まれ、熊本県出身。2005年のプロテストに一発合格し、同年の「LPGA新人戦 加賀電子カップ」で優勝した。07年に「ライフカードレディス」で初優勝を遂げると、「ミズノクラシック」など年間5勝を挙げて史上最年少21歳156日(当時)で賞金女王に輝いた。翌年の08年からは米ツアーにも挑戦したが、14年以降は主戦場を国内ツアーに戻した。21年6月に結婚を発表。翌22年の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」でツアー17勝目を飾った。24年11月、自身のインスタグラムで24年シーズンをもってツアーから撤退することを表明した。ZOZO所属。
ゴルフのニュース編集部