競技用車いすの体験で、生徒に話しかける島川慎一選手（左）＝21日、長洲町

　パリ・パラリンピック車いすラグビーで、日本代表初の金メダル獲得に貢献した島川慎一選手（49）＝熊本県長洲町出身＝が21日、母校の長洲中を訪問。町から「町スポーツ功績名誉表彰」を贈られた。 　島川選手の同表彰受賞は、いずれも銅メダルだった2016年リオデジャネイロ大会と21年東京大会に続き3回目。 　島川選手は、生徒や町民400人に金メダルを報告。中逸博光町長から表彰状と盾を受け取り、「これまで何度も競技をやめようと思ったが、負けたくない一心で続けた。何事も諦めずに、挑戦し続けてほしい」と呼びかけた。 　生徒による競技用車いすの体験もあり、迫力あるタックルに驚きの声が上がった。（伴哲司）