櫻井海音、実写【推しの子】ラストシーンは原作完結前に撮影「自分ができる終わらせ方を」
ドラマシリーズでサプライズ出演が明らかに
俳優の櫻井海音が25日、都内で行われた映画『【推しの子】-The Final Act-』公開記念舞台あいさつに登壇。嵐・二宮和也と共演したラストシーンの撮影秘話を明かした。 【写真】櫻井海音の“嘘”に会場も騒然…映画【推しの子】出演者が発表した「最近ついた嘘」 20日から全国公開となった本作。主人公・アクアを演じた櫻井は、反響を聞かれ「僕も実際に劇場に行って映画を見て、たくさんの方から反響をいただいてうれしく思っています。芸能界を描いているので、業界内での評価もいただいています」と笑顔でコメントした。 アクアの最大の宿敵・カミキヒカルを演じた二宮とのラストシーンでは自身も涙したことが明かされ、「変な緊張感がありました。二宮さんと対峙(たいじ)するというのもありましたし、原作がその時点では完結していなくて、原作が見えていない中で自分ができるアクアとしての終わらせ方を考えました」と告白。クランクアップから半年後に撮影したモノローグのシーンについては、「アクアが抜けているのでは? とビビりながら撮影に行ったのですが、つながれている映像を見て、台本を読み返して、すぐに入って来ました」と話し、「アクアとして過ごしてきた期間が長かったので、抱えている感情などが最後に全部乗っかればいいと思っていて、結果的に全部乗っけられたので貴重な経験でした」と振り返った。 フォトセッションを終えると、「自分だからこそできるお芝居があると常に信じながら、撮影現場で日々を過ごしました。こうしてみなさんのもとに作品が届くことをうれしく感じています」と感謝。さらなるヒットへ向け、「来年も公開は続いていきますので、2回でも3回でも何度も見ていただけたらと思っています」とメッセージを送った。 本作は、2020年に『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて赤坂アカ氏と横槍メンゴ氏のタッグで連載スタート。伝説的アイドル・アイの子どもとして転生するファンタジックな設定とショッキングな描写もいとわないサスペンス要素、“芸能界”という複雑な世界に躊躇(ちゅうちょ)なく切り込む他に類を見ない斬新なストーリーが人気を集めた。ドラマシリーズ(全8話)は、Amazon Prime Videoにて配信中で、映画はドラマの続きを描いている。
ENCOUNT編集部