都内で“ハワイ気分”……「本当だったら行きたい」円安直撃のGW、前半戦は「安近短」各地で混雑 為替介入か?
■ハワイにいる男性「すごい高い」
今まさに旅行でハワイを訪れている20代男性に29日、話を聞きました。「インフレもあって、かつ円安もあるのですごく高い。ハンバーガー代、レストランだったのでチップ代が入って、1人5000円くらい」と言います。 男性は、新婚旅行のため12日間の休みをとってハワイに来ていました。少しでも節約するため、現地での過ごし方にも変化が起きていました。 「民泊サービスを利用して、キッチンあるところを選んで、できるだけ自炊とかスーパーでお総菜とかを買ってホテルで食べるようにしています」と男性。パックご飯やペットボトルの緑茶も日本から持ってきていました。 せっかくハワイに来たにもかかわらず、自炊で食費を抑えていました。男性は「(物価が)すごい高くて苦労しています」と嘆きます。
■高いチュロス「1本ずつ食べたかった」
羽田空港で29日午後、アメリカから帰国した2人に聞きました。「円安をめちゃくちゃ感じて帰ってきました」と言います。 目的のディズニー・ワールドを楽しんだそうですが、モノの高さに驚いたそうです。「1000円超え。チュロス1本でね。2人で1本を割ってシェアしました。1人1本ずつ食べたかったですね」 友人へのお土産という服も、上下そろって買えませんでした。「下(の服)は高すぎて。ごめんって思いながら…。上だけでごめん」
■アウトレットやホームセンターでは?
旅行は断念し、買い物を楽しむ人もいました。 千葉・木更津のアウトレットで29日に取材しました。都内から来た人は「遠出しなかったので、宿泊代とか浮いた分を買い物とかレジャーに使おうと思って。20点くらい買った」とのこと。子どもも「お洋服とかお菓子とかを買いました。楽しいです」と言いました。 家で過ごす選択をした人もいます。東京・大田区のホームセンターには、結婚して半年ほどの2人がいました。夫婦として初めて一緒に過ごすGW。29日は、新居の家具の角を削るための道具を買いに来たといいます。 「東京でゆっくりしつつ、実家に帰ったりゆっくり過ごす予定です。海外旅行とかだったら、今円安でなかなか手の届きにくいところもあって…」 ――新婚旅行のご予定は? 「ハワイかグアムにできれば行きたいなと思っていますが、予算と相談しながら…」
■米から帰国したばかりで「得をした」
店内には、1年半ほどいたアメリカから3月に帰国したばかりだという男性もいました。「インターネットの有線LANを買いました。新居で使う用で」と言います。 このタイミングでの帰国のおかげで、得をしたそうです。 「私が(アメリカへ)行った時は(1ドル)130~140円くらいで、帰ってきた時は150~160円になってたので、早く現金化(両替)したいなって。(増えた分)ご飯でも行けたらなと。ちょっといいところに」 (4月29日『news zero』より)