男性用の日傘、本当に盛り上がっているの?
ここ数年、「男性用の日傘が売れている」というニュースをメディアで目にする機会が増えました。でも実際のところ、街を歩いていても日傘をさした男性を見かけることはほとんどありません。男性用の日傘ブームは本当にきているのでしょうか?
新宿駅東口、日傘男子は皆無
7月9日、快晴の新宿で、日傘をさしている男性がどの程度いるのか、調査してみることにしました。まずは新宿駅の東口、家電量販店やデパートが立ち並ぶエリアでチェック。徒歩の成人男性を対象に日傘をさしている人を探しますが、まったく見つけることができません。 ときどき「日傘男子がいた!」とドキッとする瞬間もあったのですが、よく見るとボーイッシュな女性というオチ。立っているだけで汗が噴き出すような天気でしたが、日傘をさしているのは女性ばかりです。 ためしに日傘をさしている女性をカウンターで数えたところ、通行人300人中、83人もいました。約28%という高確率。男性の日傘率もカウンターが300を超えるところまでは数えてみましたが、日傘をさしている人はゼロ。何人数えたところで1%を下回るのは確実といった状況なので、新宿駅東口での調査を打ち切り、西口に移動することにしました。
200人超えたところで1人発見
新宿駅西口は高層ビルが立ち並び、東口より少し落ち着いた雰囲気です。とりあえず西口の周囲を歩き回ってみましたが、やはり日傘の男性を見つけることはできません。 まず女性の日傘率をカウントしたところ、西口も東口と同様に、300人中82人と4人に1人以上の割合で日傘をさしている人がいました。「とりあえず男性も300人までは数えてみるか」とカウンター片手に半ば諦め気味でチェックしていると、200人を超したところで、ようやく40代のサラリーマンとおぼしき男性が日傘をさしているのを発見。 しかし男性の日傘はやはりレアなようで、当日はカウンターを回していない時間も含めて数千人の男性をチェックしているはずですが、結局この1人しか見つかりませんでした。