マカオ歴史市街地区で「世界観光の日」恒例のトレイ・レース開催
世界観光機関(UNWTO)は毎年9月27日を「世界観光の日(ワールドツーリズムデー)」としている。今年は「観光と平和」をテーマとし、世界各地でさまざまな関連イベントが開催された。 マカオでは同日、ユネスコ世界文化遺産リストに登録された建築物と広場が数多く集まるマカオ半島中心部の歴史市街地区で「トレイ・レース」など、マカオ政府旅遊局(MGTO)の主催による各種イベントが開催された。
トレイ・レースは世界観光の日に合わせて毎年恒例開催されている人気イベントのひとつ。今年(2024年)はマカオ特別行政区成立(マカオ返還)25周年の節目にあたることから、より盛大に行われた。トレイ・レースとは、配膳用のトレイに「マカオビール」の瓶を載せ、聖ポール天主堂跡からセナド広場までの間を駆け抜けるもので、ビール瓶を倒さずに早くゴールした者が勝ち。コスチューム賞も用意されており、「100%セレブレーション」がテーマとされた。 今年のトレイ・レースには34のホテルやレストラン等に所属する225人が参加。優勝は男子の部が統合型リゾート(IR)「スタジオ・シティ」に併設するスタジオ・シティ・ホテルの呉財遠さん、女子の部がIRロンドナーに併設するホテル「ロンドナー・ホテル」の鄧靈芝さん。鄧さんは連覇を果たした。このほか、コスチューム賞はIR運営会社「ギャラクシーエンターテインメントグループ」と「新中央ホテル」の2チームが受賞。