ニュース接触メディアは「テレビ」が7割 10~30代はXを活用
NTTドコモ モバイル社会研究所は、スマホ・ケータイ所有者が週1回以上アクセスし、日常的にニュース情報(報道)を得ているメディアについての調査を1月に実施した。調査対象は全国の15~79歳の男女。有効回答数は6,440。 【この記事に関する別の画像を見る】 ■ テレビ7割、年々減少の新聞4割弱 週1回以上アクセスし、日常的にニュース(報道情報)を得ているメディアを、2010年から2024年までの推移で見てみると、テレビの利用が最も多く、毎年約7割のユーザーがテレビから日常的にニュース情報を得ていることがわかった。 新聞は15年の間で年々、緩やかに減少していき、2010年にはユーザーの60.7%が日常的にニュース情報を得ていたが、2024年には39.5%まで低下した。またソーシャルメディアでニュース情報を得ているユーザーは42.9%で新聞よりも多い。 ■ シニアでは、新聞も健在 年代別のメディア利用率は、30~70代ではテレビの利用が最も高く、10~20代ではソーシャルメディアの利用率がトップとなった。特にシニアの70代では約9割のユーザーがテレビからニュース情報を得ている。新聞の利用は、70代では約7割弱。60代で約5割とシニアの間では健在。また、70代では約3割のユーザーがラジオからニュース情報を得ている。 ■ 10~30代のX利用者の約6割がXでニュース情報を収集 各ソーシャルメディア利用者で、どのSNSで「ニュース情報を収集しているか」を調査した結果、X利用者の約半数がXでニュース情報を収集していた。さらに、年代別にみると、10~30代のX利用者の約6割、40代のX利用者の約5割、50~70代の約4割がXでニュース情報を収集していた。
Impress Watch,村石英寿