【MotoGP】オランダGPスプリントで転倒のアレイシ・エスパルガロ、決勝レースを欠場。回復を優先へ
アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は怪我の影響で、MotoGP第8戦オランダGPの決勝レースを欠場することとなった。 【リザルト】MotoGP第8戦オランダGP スプリントレース結果 エスパルガロはオランダGP2日目のスプリントレース最終周に、ターン15でクラッシュ。検査のために病院へ運ばれていた。 この転倒でエスパルガロは、右手の指を骨折していることが分かった。搬送された病院でのCTスキャンで、エスパルガロは右手の第5中手骨を単純骨折していることが判明したのだ。 当初は決勝レース前のウォームアップには出場でき、そこで決勝レースへ出場するかどうかの判断を下すとされていた。 ただアプリリアは、ウォームアップが始まる前にエスパルガロが決勝レースを欠場することを発表した。回復を早めることを意図してのこととされている。 チームからは、短い声明が発表された。 「親愛なるメディアの皆さん、アレイシ・エスパルガロは回復を早めるため、ウォームアップ・セッションも含めて今日のレースを欠場することをお知らせする。ありがとう」 エスパルガロの欠場により、アプリリア陣営はファクトリーチームのマーベリック・ビニャーレス、トラックハウスのミゲル・オリベイラとラウル・フェルナンデスの3名がレースに臨むことになる。 なおワイルドカード参戦のロレンツォ・サヴァドーリは、スプリントレースでの転倒で腰椎を骨折したため、決勝は欠場となっている。 今季限りでの引退を発表した34歳のエスパルガロは、5位を争っていたスプリントの最終ラップでバイクのコントロールを失いクラッシュ。エスパルガロの身体はグラベルで激しく転がった。 金曜日のプラクティスでも最終シケインで転倒しているエスパルガロにとって、この週末2度目の大クラッシュとなった。 それでも予選で5番グリッドを獲得したエスパルガロ。ホルヘ・マルティン(プラマック)が他車の走行を妨害したとしてグリッド降格ペナルティを科せられているため、決勝レースでは4番手からスタートできるはずだった。 アプリリアはオランダGPの週末で堅実なパフォーマンスを見せており、マーベリック・ビニャーレスが3位表彰台を獲得している。
Motorsport.com日本版