[山口県]自治体ブランド県内4市がランクイン「街の魅力度」山口県35位 大東建託調べ
賃貸住宅建設大手の大東建託(東京)が2日に発表した「自治体ブランドランキング」で、全国300位以内に下関、萩、山口、岩国の県内4市がランクインした。都道府県別の「街の魅力度ランキング」は、山口県は35位だった。 調査は全国20歳以上の男女を対象にインターネットを通じて実施し、18万人以上の回答を集計。「自治体ブランド」は、イメージの「良い」から「悪い」を引いたDIに認知率をかけて算出。「街の魅力度」は、居住者と非居住者の評価を基に順位づけした。 自治体ブランドは、県内は下関市の79位が最も高かった。次いで萩市が115位、山口市が202位、岩国市が271位と続いた。宇部市は県内5位、全国は300位圏外だった。認知率は下関市の85・8%、イメージDIは萩市の19・3%が最も高かった。 街の魅力度では、山口県は昨年の40位から順位を上げた。居住者順位は27位、非居住者順位は39位で、実際に住んでいる人は比較的満足している一方、住んでいない人には魅力が伝わっていない結果となった。 評価項目の内訳では、居住者の「物価家賃」(11位)「静かさ治安」(12位)「行政サービス」(17位)などの評価が高く、非居住者の「観光に訪れたいと思う」「買い物や飲食、娯楽が楽しめる」「メディアでよく情報を見る」などが圏外で評価が低かった。 全国版では自治体ブランドの1位は北海道函館市、2位は金沢市、3位は札幌市。有名観光地や特産物の知名度、地域特性のある自治体が上位にランクイン。街の魅力度は、1位は福岡県、2位は神奈川県、3位は東京都だった。 自治体ブランドは今回が初めての発表。街の魅力度は2022年に始まり3回目。