鹿児島県警本部長が離任…被害届受理されなかった女性「被害者が蚊帳の外」
およそ1時間後、面会を終えた女性は、県警の対応を批判しました。 (不適切な対応を受けた女性)「まったく寄り添った対応はしてもらえなかった。全部『伝えておきます』と。謝罪がなかったことも『伝えておきます』と。なにもわからない。なにも知らされていない。被害者本人が蚊帳の外。被害者に謝罪するのが一番大事だと思う。まず私に謝罪してほしかった」 (キャスター) 女性は「県警から謝罪が無かった」と話していましたね。 (記者) 取材で女性は「県民に寄り添う気持ちが県警から感じられなかった」と話していました。こうした県警の対応について、街では厳しい声も聞かれます。 (60代)「1人でも何人でも道から外れたことをしたら(処分)は常識。しないほうがおかしい」「(野川本部長は)本当のことを県民に教えて、本人が(責任を)とってから異動するのがよい」 (70代)「(処分人数が)多いと思う。自浄作用が働かないのでそういう意味ではよかった」「(野川本部長の異動は)これ以上問題を大きくしたくないという配慮が働いて鎮静化を図っているのかなと思う」 (キャスター) 街では厳しい声も聞かれましたが、県警が今後、どう信頼回復するかがポイントですね。 (記者) 元警察大学校長の田村さんは、「自分たちの過去の誤りを隠すのではなく、新しい本部長のもとで明らかにし、改善していく姿勢が大切。県警が本来のあるべき姿に変わる1つの過程になる」と話しています。
南日本放送