日本女子、世界女王・セルビアをストレー倒! 主将・古賀紗理那「やったぜー!!」 五輪切符つかみ臨戦態勢へ ネーションズリーグ/バレー
「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ 2024 福岡大会」女子第3週(15日、福岡・西日本総合展示場)14日にパリ五輪出場が決まった日本は、世界女王のセルビアを3-0で下した。序盤は相手の高さと強いサーブに苦しんだが、粘り強いレシーブから主将の古賀紗理那(28)=NEC=や石川真佑(24)=ノバラ=の強打などで突き放した。13日のカナダ戦で不調だった石川が両チーム最多17得点の活躍。8勝3敗とした日本は7位以内が確定。20日からの決勝大会(バンコク)進出が決まった。 【写真】試合に勝利し笑顔を見せる(左から)関菜々巳、石川真佑、和田由紀子、林琴奈 試合がなかった14日に五輪出場権獲得が決まった日本。一夜明けての試合では、2018、22年世界選手権優勝のセルビアにストレートで快勝した。 「やったぜー!!」。パリ五輪のマスコット、フリージュを手にした古賀が場内インタビューで絶叫した。 昨秋に五輪出場権を獲得したセルビアは今大会に若手主体で臨んでいる。リベロを除く先発6人の平均身長が186・5センチと、日本より8センチ以上高く、序盤は高さと強いサーブに苦しめられが、持ち味の粘り強い守備で切り返し、第1セット中盤に奪った主導権を最後まで譲らなかった。 16日の1次リーグ最終戦で当たる米国も既に五輪出場を決め、5日には五輪2連覇を目指す代表12人を発表している。日本の進出が決まった20日からの決勝大会も、対戦相手のほとんどは五輪で対戦する可能性がある。本番に向けた戦いは始まっている。 五輪切符獲得に「ほっとしている」と話した古賀だが、それは既に過去のこと。「パリで成長した姿を皆さんにお見せできるように戦っていきたい」。主将は、さらなる成長を見据えた。 ■両チーム最多17得点を挙げた石川真佑 「皆さんの前で勝つ姿を見せられてよかった。明日(米国戦)も五輪につながる大事な試合。全員でいい準備をして勝ちにいきたい」 ■試合中、相手強打が顔面を直撃し、試合後に氷で顔を冷やした林琴奈 「痛いけど勝ったので大丈夫です。誰一人欠けることなく、全員で戦えたのが結果(五輪切符獲得)につながった」 ■五輪出場権獲得で感涙を流した岩崎こよみ 「3年間、みんなが積み重ねてきたものを自分も一緒になって結果を出さないとという思いと、自分が五輪へ出場したいという思いをもって戦っていたので、ほっとしてしまった」