年末年始、花で彩りを 飯南町有間野の白楽会 粥見小6年と寄せ植え 三重・松阪
地域交流で初めて招く
三重県松阪市飯南町有間野のシニア団体「有間野白楽会」(上野吉廣会長、約40人)は28日午後2時から同町の旧有間野小学校で、市立粥見小学校(村井清美校長、81人)の6年生16人を招いて、一緒に花の寄せ植えを楽しんだ。 同会は約70年前に設立。現在、70代を中心とした地元のシニアたちでウオーキングや清掃などを通して地域住民のために活動している。 寄せ植えは毎年この時季の恒例行事で、年末年始に各家の玄関を花で彩ってもらい、明るい気持ちで過ごせるように10年以上前から行ってきた。今回から交流を目的に、子供たちを招くことにした。 子供たちは、会員たちに教わりながら体験。直径約30センチの植木鉢に7分目ぐらいまで土を入れると、紫や黄、白の花を付けたアリッサムやシクラメンなど寒さに強く長期間楽しめる7種類の花苗を高さや色のバランスを意識しながら植え込んでいった。 同会の農業・森本国則さん(84)らからアドバイスを受けながら取り組んだ有松芽依さんは「初めてでしたが、おじいちゃんたちと話しながら両方楽しめました。今度は自分の好きな花で挑戦したいです」、森本さんは「今日は楽しませてもらいました。私も笑顔になりました」と話した。 出来上がった寄せ植えは同校で飾ったり、地域でお世話になっている人たちへプレゼントしたりするという。