日本株は金利低下でグロース上昇、金融は下落-指数は方向感欠く
(ブルームバーグ): 13日の東京株式市場は、米国のインフレ率が低下して長期金利が下がったことを受けてグロース(成長)株が買われている。金融株は値下がりしており、株価指数は方向感を欠く動きになっている。
TOPIX下落に最も寄与したのはトヨタ自動車で一時1.9%低下。指数構成銘柄2139のうち453銘柄が上昇、1592銘柄が下落している。
三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフストラテジストは、ナスダック史上最高値更新が日経平均を押し上げていると述べると同時に、日本の長期債利回り低下がTOPIXの重しになっているとした。
日本銀行の金融政策決定会合の結果発表をあすに控え、このところ買われていた保険・銀行株には利益確定の売りが出ている。
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Aya Wagatsuma, Hideyuki Sano