15年ぶり選手権帰還のカナリア軍団が国立での開幕戦制す! 帝京、途中出場の宮本弾で京都橘に競り勝ち2回戦進出!
12月28日に第103回全国高校サッカー選手権が開幕を迎え、国立競技場で帝京高校(東京B)と京都橘(京都)が対戦した。 【動画】帰ってきたカナリア軍団・帝京が2発で京都橘を下す! 戦後最多6度の優勝を誇り、15年ぶりに選手権の舞台に帰ってきた帝京と2012年度の第91回大会で準優勝を果たした京都橘。試合は開始早々に動く。5分、左サイドからのコーナーキックをラビーニ未蘭が高い打点で合わせ、ゴール左に叩き込んだ。 帰ってきたカナリア軍団がオープニングゴールを決めると、京都橘も反撃に転じる。22分、ボックス手前でパスを受けた宮地陸翔がふわりと浮かせてボックス左に。走り込んだ伊藤湊太がシュートを放つも、ここはGK大橋藍の好判断な飛び出しに阻まれた。 後半に入り、1点ビハインドの京都橘が攻勢を強める。42分、左サイドでのショートコーナーからクロスを送り、ファーサイドの吉野歩夢が頭で折り返し、中央の上田慶輔がヘディングシュートでゴールネットを揺らす。しかし、オフサイドの判定が下されてしまい、同点ゴールとはならない。 京都橘はさらに51分、巧みなパスワークで左サイドを打開したところを伊藤がボックス左から左足シュート。GK大橋にパンチングで阻まれると、セカンドボールを回収した二次攻撃から再び伊藤が左足を振り抜くが、わずかにゴール右外に外れた。 チャンスを作るもあと一歩のところで決めきることができない京都橘。後半半ばには帝京の時間帯が続いた中で、ついにその牙城を崩す。73分、左サイドでのショートコーナーから執行隼真のクロスを中央で桐原惺琉が競り勝ち、頭でゴールに押し込んだ。 しかし、帝京がすぐさま取り返す。2分後の75分、中盤でボールを奪った砂押大翔が相手最終ラインの背後へ浮き球を供給。これを混戦の中で収めた森田晃のラストパスを途中出場の宮本周征が右足でゴールに流し込んだ。 これが決勝ゴールとなり、2-1で競り勝った帝京が開幕戦を制した。勝利した帝京は31日に行われる2回戦で、金沢学院大附(石川)と鹿児島城西(鹿児島)の勝者とUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで激突する。