旅行代金はどうなる? 船体トラブルの巨大豪華客船「MSCベリッシマ」 乗客全4400人が那覇市で下船
船体の技術トラブルで6日から那覇港に停泊を続けている巨大豪華客船「MSCベリッシマ」について、運営するMSCクルーズジャパンは10日、4400人の乗客全てが同日までに下船したと明らかにした。予約した旅行会社を通じて旅行代金を全額返金する。14日の那覇発のクルーズ再開に向け、メンテナンス作業を進めている。 【続報】那覇市で停泊していた巨大豪華客船「MSCベリッシマ」運航再開へ 今後の運航予定は 中止となった6日那覇発、10日那覇発のツアー代金を全額返金するほか、今回の代金の5割相当額で次回以降にクルーズを利用できるようにする。那覇までの航空券や前後泊の宿泊費は返金の対象ではない。 那覇港管理組合によると、19日まで他のクルーズ船の入港予定はなく、那覇港への影響は限定的。沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)の担当者は「県外から飛行機で来ているお客さまもおり、キャンセルが続くようだと影響が大きい」と話した。(政経部・大川藍、社会部・大野亨恭)