フェンシング金メダリストが授業 館山一中(千葉県)
東京五輪、フェンシング男子エペ団体で金メダルを獲得したメンバーの1人、宇山賢(さとる)さん(32)らが22日、館山市の第一中学校を訪問。宇山さんたちは体験会などを通して、1年生53人にフェンシングの魅力や楽しさを伝えた。 学校訪問は、日本フェンシング協会と県の競技普及事業の取り組みによるもの。今年度は、同校を皮切りに県内の5小中学校を訪問し、体験会などを予定している。 宇山さんは、2021年の東京五輪後に現役選手を引退。現在は、スポーツや教育現場を中心に競技の普及活動などを行っている。 宇山さんの他に、国際大会などでも活躍する佐藤希望選手(38)、黒木夢選手(30)も講師として同校を訪問した。 講師たちによる競技紹介やデモンストレーションマッチなどがあり、現役選手の迫力のある動きに生徒らは興味津々。その後、柔軟性のある剣を用いたフェンシング「スマートフェンシング」を体験した。 最後に、代表の生徒たちと現役選手によるチャレンジマッチが行われ、観戦していた生徒からは「行け」「突け」などと声が上がるなど、盛り上がりを見せた。 佐野杜和さん(13)は「フェンシングは初めてのスポーツで、ルールなど知らないことを知ることができて楽しかった」と話した。 講師を務めた宇山さんは「生徒たちの声やプレーする表情などをたくさん見られてよかった」と感想を話した。