<きただにひろし×大槻マキ>「ONE PIECE」は「切っても切り離せない存在」 初代OP&EDコンビ25年ぶり復活
きただにさん 25年分、成長していると思います。「ウィーアー!」を聴くと若いかな?と思うところもありますしね。パフォーマンス面でもさまざまな経験をさせていただき、メンタル、フィジカルで成長しています。今も変わらず歌えていますし。もっともっと成長したいという気持ちがあります。
--喉のケアで気を付けていることはありますか?
きただにさん あえて過保護にしないことですね。守りに入ると、人間は弱くなると思うんです。ちょっとスパルタにして、あまり気にしないようにしています。昭和なやり方ですが、甘やかさない方がいいかな?というのが持論です。
大槻さん ジンクスを作らないというお話もしていましたよね。
きただにさん そうそう。例えば、赤いパンツをジンクスにしたら、忘れた時にうまくいかな……となるかもしれません。そこに頼ってはいけない。
大槻さん 私は「memories」の頃、自分の歌い方はこれでいいのかな?と手探り状態でもあったのですが、“大槻マキの声”が定着してきて、「聴けば歌っていると分かる」と言っていただけるようになってから、自由に歌えるようになりました。あまり捕らわれずに、いつもの自分でいることを大事にする。何かを一番大事にしようとしたら、こうじゃなければいけないと思ってしまうけど、いつもの自分が最高の状態であり、それを保つことを大事にしようとしています。
きただにさん それも大事なことですよね。
大槻さん きただにさんは25年たってもこんなに変わらず若々しく、進化し続けていますし、私も見習わないといけません!
◇ずっと愛してくれる人が世界中にいる
--「ONE PIECE」への思いは?
きただにさん 「ONE PIECE」に関わらせていただき、世界のいろいろなところに呼んでいただいています。
大槻さん そうですよね。
きただにさん 海外に行ってもみんなが曲を知ってくれていて、大合唱になります。最初の頃は作品のことをよく分かっていなかったけど、今や俺もマキちゃんも“ONE PIECE愛”にあふれていて、一味になっています。