米金融当局者、FOMC会合土壇場で金利予測更新も-CPI統計受け
金利先物市場で投資家が現在織り込む9月の利下げ確率はほぼ五分五分の一方、7月利下げ確率は極めて低い数字となっている。
米金融当局がインフレ指標として重視するのは個人消費支出(PCE)価格指数であるものの、記者団はCPIについてもほぼ確実にパウエル議長に質問すると考えられ、労働市場や景気の減速を示唆する最近の兆候に関しても議長の見解を問う可能性がある。
ウルフ・リサーチのチーフエコノミスト、ステファニー・ロス氏は「勢いの鈍化やそれについてどう考えるか質問があるかもしれない」と指摘。「議長は恐らく、当局として情勢をモニターしており、低所得層に多少の問題があるかもしれないが、これまでのところ個人消費動向はOKと見受けられると話すのではないか」と解説した。
原題:Fed Faces Dot-Plot Cliffhanger as CPI Looms: Decision-Day Guide(抜粋)
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Steve Matthews