イニエスタさん「第二の故郷、神戸にまた来られて感無量」 神戸市スポーツ功労賞を受賞
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サッカーJリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸で昨夏まで約5年プレーした元スペイン代表MFのアンドレス・イニエスタさん(40)が「神戸市スポーツ特別功労賞」に輝き、18日、同市役所で贈呈式に出席した。「第二の故郷にまた来られて感無量。賞をいただき、本当に感謝している」と喜びを語った。 【写真】ヴィッセルでの最終戦。去り際、光に照らされたイニエスタ イニエスタさんは2020年元日、主将として天皇杯全日本選手権優勝に導き、クラブに初のタイトルをもたらした。今年10月に引退を表明し、今月15日に東京で引退試合に臨んだ。 多くの職員らに歓迎され、式では「こんなに離れていても、自分のホームだと思えるこの街、人々はすてき」とほほ笑んだ。市内を拠点に次世代の選手を育成する「イニエスタアカデミー」の活動を続け、「神戸市のスポーツを盛り上げていきたい」と述べた。 同賞は市民に勇気と感動を与えた人に贈られる。16年にサッカー女子・元INAC神戸の澤穂希さんと海堀あゆみさん、プロボクシング元世界3階級王者の長谷川穂積さんが受賞し、イニエスタさんは4人目となる。(井川朋宏)