人気アイドルグループ「Snow Man」札幌のプレミストドームでライブ 経済効果はライブが終わってもつづく…
HTB北海道ニュース
9日と10日、札幌のプレミストドームで人気アイドルグループ「Snow Man」のライブがあり大勢のファンでごった返しました。その経済効果は11日も、続いていました。 初日の9日。関西から来たファンがJR札幌駅に到着しました。 ファン) 「おそろいのカーディガン。メンカラを取り入れて。えりにメンカラを入れて着ています」。 それぞれ”推し”メンバーのグッズを携えて、地下鉄でライブ会場のプレミストドームへ。 ちょうどそのころ…ドーム周辺は人、人、人。最寄りの地下鉄、東豊線・福住駅の構内は前に進むのがやっとです。 とても地下鉄には乗れないということで、2人はタクシーでドームへ。 ファン) 「人いっぱいとはいえ、詰めたら乗れるレベルだと思ったんですけど、本当に乗れないやつ。(乗るのを)見送ると思わなかった」。 鈴木麻友記者) 「開演30分前となりました。地下鉄駅の方向からは続々とファンの方が集まってきています」。 バラバラの時間に人が集まってくる開演前で、この状況。これが… ライブのあとには。 坂詰怜記者) 「ライブが終わり、ドームから多くの人が出てきました。みなさん駆け足で福住駅へ向かっていきます」。 札幌市交通局は東豊線をライブの前後に合わせて38本増便。駅員も通常の3人から29人に緊急増員。それでも、この大混雑に… レンタサイクルの「ポロクル」で移動する人も。 兵庫から) 「すすきのからこいで来ました」、「絶対混むってわかってたので、自転車で帰ろうというのは最初から決めていた」。 あふれかえったファンたち。ライブ後の行き先は、札幌市の外にまで。 JR北海道は9日と10日、札幌発旭川行きの臨時特急列車を夜間に1本ずつ運行しました。背景には、こんな事情が-。 旭川に泊まったファン) 「ホテルが取れなかったです」、「札幌に泊まるとなると10万円とか」。 一時的に満室状態にもなった札幌市内の宿泊施設。Snow Manだけが原因ではありません。 9日と10日、札幌では真駒内セキスイハイムアイスアリーナで人気バンド「バックナンバー」と「マカロニえんぴつ」のコンサートが。北海きたえーるではレバンガ北海道の試合も。 集中する大型イベントと、受け入れ態勢の限界。秋元市長も札幌の課題と捉えています。 札幌市 秋元市長) 「季節によって特に繁忙期と閑散期の差がある。これを平準化していくということがホテル業界だけではなくて観光全体の業界として課題として取り組んでいる」、「札幌市としてイベントとか学会とか日程調整がもし可能で若干調整ができる体制ができればより良いかなと思っていてこうしたことも検討していきたい」。 ライブ参戦の翌日、関西から来た2人は札幌で「推し活」に精を出しました。メンバーがSNS上でその味を絶賛した海鮮丼の店。開店1時間前にしてすでにこの行列。2時間待ってようやく店内に入ることができました。 海鮮丼の撮影には”推し”メンバーのアクリルスタンドも一緒に。 ファン) 「これがSnow Manが食べた海鮮丼かと思うと…食べられるのがうれしいです」(Q2:時間並んだかいありましたか?)「ありました!」 10日で終わりましたが、11日の昼前にもファンの大行列が。メンバーたちが食べたとされる、すすきののラーメン店です。 ファン) 「9時前?2時間半前くらいから並びました」(Q同じもの食べてどう?)「もう最高です。良いのを食べてくれたなって、教えてくれたありがとうって」。 さらに、メンバーが食べたという情報はなくとも、名前にあやかって人気なのが、千秋庵の「ノースマン」です。 大丸札幌店 船木愛子サブマネージャー) 「非常に完売までの時間も早くて、通常よりも3時間くらい早く完売しているので、かなり反響は感じています」。 嵐以来、5年ぶりにドームを埋め尽くした人気アイドルのライブ。一歩進んだおもてなしのために、札幌の受け入れ態勢の改善も必要です。
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