【Jリーグレンタル通信簿】期限付き移籍から復帰した注目選手(8)出場ゼロ→優勝の立役者。フロンターレの新たな武器
明治安田生命Jリーグの2024シーズン開幕まで1か月以上あるが、すでに開幕に向けて指導しているクラブも多い。期限付き移籍から復帰した選手にとって、今季は勝負のシーズンとなるだろう。期限付き移籍から復帰した選手をピックアップして移籍先での成長を5段階(A~E)で評価する。
MF:松井蓮之(まつい・れんじ) 生年月日:2000年2月27日 2024所属クラブ:川崎フロンターレ 2023期限付き移籍先:FC町田ゼルビア 2023リーグ戦成績:17試合1得点1アシスト 移籍先での成長:B 矢板中央高校で全国高校サッカー選手権ベスト4に輝いた松井蓮之は、法政大学を経由して2022シーズンに川崎フロンターレに加入した。しかし、脇坂泰斗、橘田健人ら実力者が揃う中盤に割って入るのは容易ではない。昨年5月に育成型期限付き移籍でFC町田ゼルビアに加入するまでの1年強で、松井がプレーしたのは天皇杯の2試合だけだった。 ボールを保持して主導権を握るチームから、強度の高い守備を求められるチームへ変わったことで、松井は輝く場所を手に入れた。豊富な運動量とボール奪取能力の高さが町田にマッチし、7月1日の大宮アルディージャ戦以降はコンスタントに先発に名を連ねている。 大卒の松井にとって、プロ3年目の2024シーズンは勝負の年になるだろう。右サイドバックの山根視来、中盤のジョアン・シミッチが移籍したこともあり、松井にとっては居場所を確立する千載一遇のチャンスでもある。
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