12Rは犬伏湧也の後ろが競りに「原さんと濱田さん連れ込んで勝ち切る」/高松競輪F1・S級準決勝
高松競輪場では「チャリロト杯＆スピチャン杯(F1)」が24日から開幕。S級初日特選を走った犬伏湧也(29歳・徳島=119期)に話を聞いた。 初日特選は2着スタートとなったが、レース内容は抜群。押さえ先行で後ろは敵が入るいわゆる裸逃げ。それでも最後の最後まで粘り込んで力強い走りを披露した。 「今日のポイントは北津留さんと力勝負をする所。巻き返してきたけど、出させなかったし、あそこは良かった。後ろがゴチャついて差されてしまったけど、一走した感じは悪くなかった」 一番人気に推されていたし逃げ切りこそが百点満点だろうが、後ろから押さえてGI級の北津留翼にレースをさせなかった辺りはさすがと言える内容だった。 準決勝は原誠宏-濱田浩司に任されて四国3人と思われたが、佐々木眞也の「ジカ宣言」で形勢が大きく変わった。「後ろが競りになるのは何度かある。もちろん、原さんと濱田さんを連れ込むことが大事だけど、自分もしっかり勝ちきれるように」。 GI後でも疲れを感じさせない超パワフルな犬伏。準決は結果だけでなく内容も問われるレースになる。(アオケイ・石濱記者)
