真冬を迎えるガザ地区 避難民が暮らすテント村で3人の乳児が凍死
パレスチナ・ガザ地区では多くの避難民がテントで暮らしています。真冬を迎えるなか、すでに3人の乳児が凍死していたことがわかりました。 【映像】亡くなった子どもを抱く男性「状況は非常に困難です」 CNNなどによりますと、パレスチナ・ガザ地区南部アル・マワシのテント村で25日朝、生まれたばかりの乳児が寒さのために亡くなったということです。 「私たちはテントの中で劣悪な環境で暮らしています。砂の上で寝ていて、(十分な)毛布がありません。テントの中では寒さを感じています。私たちの状況は神のみぞ知る。私たちの状況は非常に困難です」(子どもを亡くしたマフムンド・アルファシーさん) 父親のマフムンド・アルファシーさんは、「体を暖めようと抱いていたが、この子を暖めるだけの衣類が余っていなかった」とも話しました。25日のガザ地区の最低気温は8度だったとされています。 ガザ地区ハンユニスの病院関係者は、このほかにも少なくとも2人の乳児がこの冬の寒さで亡くなったと明らかにしています。 ガザ保健省の最新の発表では、紛争の影響でこれまでに4万5000人を超える死者が出ていて、10万7000人以上が負傷しています。(ANNニュース)
ABEMA TIMES編集部