今日5日夕方 細い月と金星が共演 南西の低空に注目 東海~九州の太平洋側で期待大
今日5日夕方、南西の空に細い月と金星が並びます。空が暗くなる頃にはかなり低い位置になるため、日が沈んだらすぐ、南西の空に注目してみてください。ただ、細い月と金星が共演する日没後の時間帯は、関東から北海道にかけてと、西日本の日本海側は雲が厚くなる可能性も。
今日5日夕方 細い月と金星が共演
今日5日夕方、南西の空に細い月と金星が並びます。 暗くなる頃には、かなり低いところに位置するため、日が沈んだらすぐに南西の空に注目してみてください。 〇日没時間 札幌:午後4時22分 東京:午後4時42分 大阪:午後5時1分 福岡:午後5時23分 那覇:午後5時45分 ※日の入りから30分ほど経った空にはまだ明るさが残っていますが、金星の高度は15度ほどになります。 観測できるのは限られた時間になりますが、細い月と宵の明星の美しい共演を、ぜひこの機会に探してみてください。次回、月と金星が共演するのは12月5日です。
東海~九州の太平洋側ほど観測チャンスあり
今日5日、九州~東海にかけては、日本海側ほど雲が広がりやすく、雨の所があるでしょう。一方、太平洋側ほど晴れて、夜空もきれいに見られる所が多くなりそうです。細い月と金星が共演する日没後の時間帯も晴れて、観測できる可能性は高いでしょう。 ただ、関東や東北から北海道にかけての日本海側は雲が厚くなり、所々で雨が降る見込みです。東北から北海道の太平洋側は、雲の切れ間から見られるチャンスはあるでしょう。ぜひ、夕方の低い空に注目してみましょう。
日本気象協会 本社 石榑 亜紀子