嫁×姑の本音トーク「孫の名前を覚えない姑、『ダルい』と言って家事をしない嫁…どうしても分かり合えません!」
イビる姑vs.噛みつく嫁、という対立構造は時代とともに影を潜め、「当たらず障らず」が昨今の主流に。しかし、心地よい距離を保っているように見えても、そこはやっぱり赤の他人。内心思うところもあるのです。嫁側、姑側の言い分を聞いてみると――(構成=上田恵子 イラスト=島内美和子 撮影=本誌編集部) 【写真】嫁×姑、覆面座談会の様子 * * * * * * * ◆「~してあげたのに」は、押しつけがましい? 原 うちは息子が3人、孫が6人います。どの嫁にもそれなりに不満があって。長男の嫁なんて、孫の運動会の日程を教えてくれず、後日ご近所さんに聞いて初めて知った、ということがありました。 翌年はあらかじめ教えてもらい、息子や嫁の了解も得て見学に行ったんですが、現地に着いたら「私たちのビニールシートは狭いので、お義父さんとお義母さんは別の場所で応援してください」と言われる始末。 木塚 それはちょっと冷たいですねえ。 原 でしょう? 次男の嫁は、専業主婦なのに家事の手抜きがひどい。結婚前から息子とわが家に遊びに来るたび、「あーダルい」と言ってゴロゴロしている子でした。見かねて「どこか具合でも悪いの?」と聞いたら、「更年期なんです」って。更年期って20代でなるものなんですか?(笑) 田江 そんなお嫁さんでも息子さんは好きなんだから、仕方ないですもんね。
原 そうなんです。育て方を間違えました。でも一番ひどいのは、わが家の敷地に家を建てて住んでいる三男夫婦かも。土地代はタダ、家を建てる費用も500万円援助してあげたのに、今では嫁も孫もめったに顔を見せないのだから呆れます。孫たちが赤ん坊だった頃は、嫁が外出するたびに子守りを引き受けてあげたのに。 碇 もしかしたらお嫁さん側は、「近くに住んであげている」という意識なのでは? 原さん側は「感謝してよ」と思っているかもしれませんが、向こうは向こうで、「こっちこそ感謝してほしい」と思っている気がします。 原 えっ、そんなこと考えたこともなかったです。 木塚 お嫁さんは「~してあげたのに」という押しつけがましさを感じているのかもしれませんね。もしや原さんは、将来、三男夫婦に老後の面倒をみてもらおうと期待してたりしませんか? 原 期待というか、当然だと思ってます。 木塚 気持ちはすごくよくわかるので、自戒を込めて言うんですけど、たとえ家族でも「~してあげたんだから、~してくれて当然」という、取り引きのような考えは持ってはいけないんですよね。これがトラブルの元になると言うか。 原 えーっ、何だかショックです。しかもこういう話を夫にすると、フラ~ッと逃げてしまって聞く耳を持たないんです。で、庭でやってる家庭菜園のナスなんかいじってる。本当に頼りにならないんだから。 木塚 うちもまったく同じ。どこも舅は影が薄いですよね。
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