「コロナ禍で海にマスクも…」過去3度南極渡航の元海上自衛官“海洋ごみの現状”中学生に語る
海洋ごみの削減を進める「海ごみゼロ大作戦」の一環で元海上自衛官の男性が金沢市の長町中学校で講演を行いました。 講師として招かれたのは、南極観測船でこれまで3度、南極大陸を訪れた経験がある金沢市出身の中川亨さん。死んだウミガメやアホウドリの体内からビニール袋やマイクロプラスチックが見つかったと話し、参加した中学1年生およそ120人に海洋環境の保全を訴えました。 一般社団法人ラタスクラブ 中川亨 代表理事(元海上自衛官) 「(マイクロプラスチックは)歯磨きで言うと研磨剤に含まれる。磨くことで歯はきれいになるが、うがいをして流すと当然下水を通って川に流れる」 中川さんは「コロナ禍でマスクの海洋ごみが増えている」とも語り、生態系への影響に懸念の声をあげています。
北陸放送