予選ラストは勝負駆けとなる上野真之介

＜28日・からつボート・3日目＞ 　正解を導き出してみせる。上野真之介の3日目は3枠1回走りの予定だったが、荒天のためレースは中止となった。初日1着と好調な滑り出しだったが、2日目は3、6着。3日目は予選ラストに向けてポイントアップを狙っていただけに、思わぬ水入りとなった。 　一方、調整面では「伸びを付けようとしたけど伸びもつかないし、いいエンジンの感じがしない」と大きな壁にぶち当たっている。今節の相棒となる49号機は2連対率も40％。そんな実績機を手にしながら前検では「そのままではレースできそうになかったのでペラは叩いたけど、いいエンジンの感じはしない」とバッサリ。いざ、レースが始まってみても「いいところがない」と嘆き節が続いていた。 　その最たる要因が調整の方向性。3日目のレース前に試運転こそ行ったが、「出足も付かなさそう」と序盤とは正反対の調整も試みるが反応は手薄。「（前回）転覆しているので（調整の）基準が分からない」と確たる芯を見いだせていない。それでもただ手をこまねいているだけではない。3日目中止のアナウンスが響く中で「本当は今日、整備したかったんですけどね」とポツリ。現在得点率はボーダー下の24位タイ。やれることをやり尽くして機力アップを図り、第一関門突破を決める。