「キューブ10代俳優オーディション」グランプリは東京都出身の12歳・宮島伊智さん「トム・クルーズが憧れ」
芸能プロダクション「キューブ」主催のオーディション「キューブ10代俳優オーディション~男子もまた、そのままのあなたで来てください!~」の最終ワークショップ審査が10月13日、14日に都内某所で開催され、グランプリには東京都出身の12歳・宮島伊智さんが選ばれた。また、準グランプリには、堀稜一郎さん(14歳)、原川昊大さん(11歳)、駒井末宙さん(12歳)が選ばれた。 【写真】「キューブ10代俳優オーディション」グランプリ・宮島伊智さん 最終審査では、演技、ダンス、ボーカルのワークショップを実施。演技のワークショップでは、俳優だけでなく演出家としての顔も持つ生瀬勝久が短い戯曲を演出する過程の中で、一人一人の受講者に向き合い、個々が抱える問題点や疑問の解決、俳優とは、お芝居についてなど熱い講義を行った。タイトル通り「そのままのあなた」を審査する今回のオーディションでは、演技、ダンス、ボーカルのワークショップでの成果だけでなく、個性あふれる自己PRなども総合的に判断し、宮島伊智さんがグランプリに決定した。 2日間にわたって行われたワークショップには、所属俳優の藤木直人や白洲迅も訪れ、未来の後輩達の頑張る姿を暖かく見守った。両日オーディションを見学をした藤木は、最後の表彰式でここまで頑張ってきた参加者たちを激励。グランプリの宮島さんら受賞者達ともコミニュケーションをとり、今後の活動へ向けてのエールを送った。 グランプリに選ばれた宮島伊智さんは、東京都出身の12歳。今回のオーディション参加のきっかけは、昨年出演したミュージカル『スクールオブロック』。この舞台が自身にとって初めての舞台出演で、演技の面白さを知り、俳優というお仕事をやってみたいと思ったという。さらにハリウッドなどの洋画作品を好み、トム・クルーズをはじめとするハリウッド俳優のかっこよさに魅了され、自分も同じ俳優として活動してみたいと思い、今回のオーディションに挑んだと語る。 大きなトロフィーを手にした宮島さんは「残りはグランプリの発表のみというところまで受賞者の発表が進んだ時に、自分の名前が出てこなかったから諦めかけたけれど、最後自分の名前が呼ばれて、とても驚いた」と素直な感想を語り、「アクション映画に出てみたい!」と希望を語った。キューブに所属後の活動について、「経験値が高いキューブの先輩たちに負けないように、頑張っていきたい」と意気込みを語った。 本オーディションで参加者たちと向き合った生瀬は、「こういうワークショップは自分のためにやると常々思っているので、 自分の考えをどういう言葉で初対面の人に伝えるかという、自分の訓練というか。俳優修行でもあり、楽しかったです」とを振り返り、「みんな色々な経緯でこの場にいて、誰かからの推薦だとか、自分がやりたいとか、いろんな方が参加してくれました。僕は20歳の時に舞台を観て人生が変わったこともあって、そういう時が彼らにもいつか来ると思うので、これを機会にお芝居を好きになってもらって、自分がやるにしても、観る時にしても、いろんな見方があっていいのかなと。今回のことがその良いきっかけになっていればいいですね。是非この業界で、まだまだ奥が深いんだなとか、いろんなやり方があるんだなと、どんどん探求していってもらえれば!」とエールを送った。 【「キューブ10代俳優オーディション~男子もまた、そのままのあなたで来てください!~」各賞受賞者】 ★グランプリ 宮島伊智(みやじま・いち)さん(12歳/中学1年生) ★準グランプリ 堀 稜一郎(ほり・りょういちろう)さん(14歳/中学3年生) 原川昊大(はらかわ・こうだい)さん(11歳/小学6年生) 駒井末宙(こまい・まひろ)さん(12歳/小学6年生) ★審査員特別賞 村瀬星哉(むらせ・しょうや)さん(19歳/大学2年生) 高橋 響(たかはし・きょう)さん(17歳/高校2年生) ★ジュニア賞 川野 結太(かわの・ゆいた)さん(11歳/小学5年生) 坂尾 一哉(さかお・かずや)さん(12歳/中学1年生) ★奨励賞 木村幸誠(きむら ゆきなり)さん(14歳/中学3年生) 鈴木魁人(すずき かいと)さん(17歳/高校3年生)