日本生命が総代会 ニチイHD買収で介護・保育事業を強化「地域共生社会を実現」
日本生命保険は2日、株主総会にあたる定時総代会を大阪市内で開催した。介護大手のニチイホールディングス(HD)の子会社化を6月に完了したことに関し、経営陣は、生保事業と相乗効果が見込める子育て支援や、高齢化社会に対応する事業を推進する方針を示した。 介護・保育事業で目指す姿として、日本生命の清水博社長は「地域の自治体と事業者、住民とをつなぐハブ(中心)となり、地域共生社会の実現に向けた事業モデルを確立する」と述べた。 今後、ニチイHDと共同で事業の成長策を検討するとし、他の事業者向け経営支援サービスの提供を通じ、地域の介護や保険の事業者、医療機関をつなぐネットワークの構築・拡大を進めることを説明した。(井上浩平)