日本球界が”驚愕”…契約中に亡命した助っ人(4)契約解除でメジャーの首位打者に
プロ野球では、2024年シーズンに向けて各球団が続々と戦力補強を敢行。近年はメジャーリーグでも活躍を見せた大物選手の来日も多く見られている。一方で、過去にはNPB球団と契約中に亡命し、MLB入りを目指した例も存在する。ここでは、前述の行動をとった助っ人外国人選手を紹介したい。
ユリエスキ・グリエル
・投打:右投右打 ・身長/体重:183cm/89kg ・生年月日:1984年6月9日 ・経歴:エイドリノサラバリア高 - キューバ・サンクティスピリトゥス - キューバ・インドゥストリアレス キューバの国内リーグをはじめ、オリンピックやWBCでもキューバ代表として輝かしい成績を残したユリエスキ・グリエル。日本でも高いポテンシャルを発揮していた。 グリエルは、母国キューバのリーグで2001年から13年間プレーし、通算打率.333、235本塁打、934打点を記録。オリンピックやWBCなどの国際大会でも活躍し、「キューバの至宝」とまで言われていた。 2014年1月にキューバ政府が自国のスポーツ選手の海外移籍を認めたことで、横浜DeNAベイスターズが獲得へ動き、日本でプレーしたいという気持ちを持っていたグリエルとの契約が成立した。 同年6月8日の楽天戦に「3番・三塁」で初出場を果たすと、いきなり猛打賞を記録するなど活躍。同年は62試合に出場し、打率.305、11本塁打をマークした。 2015年はさらなる飛躍を期待されたが、右太もも痛を理由に来日せず。音信不通の状態が続くなど不透明な対応が続いたため、4月2日に契約解除となった。 その後、2016年にヒューストン・アストロズでメジャーデビューを果たしたグリエルは、2021年に打率.319でア・リーグ首位打者を戴冠。2023年はマイアミ・マーリンズでプレーした。
ベースボールチャンネル編集部