【NFL】マホームズとジャクソンのMVP司令塔対決に注目 レイブンズ対チーフス|2023年シーズンAFC決勝
NFLは、日本時間29日にAFCのカンファレンス・チャンピオンシップ、ボルティモア・レイブンス対カンザスシティ・チーフスがレイブンズの本拠地で行われる。ここで勝利したチームが、2月12日にラスベガスで行われる第58回スーパーボウルへ進み、NFCを勝ち進んできたチームと激突する。 【動画あり】【NFL】2024年スーパーボウルのハーフタイムショー出演者は誰? 報酬・歴代出演者一覧 第1シードのレイブンズは11シーズンぶりのAFC決勝進出。一方のチーフスは、ニューイングランド・ペイトリオッツに次ぐ史上2位の長さとなる6季連続の出場となった。両チームのカギを握るのは間違いなく司令塔だろう。 レイブンズのQBラマー・ジャクソンとチーフスのQBパトリック・マホームズが先発に定着した2018年シーズン以降、両チームはポストシーズンを含めてNFLトップ2の勝率を残している。その間、チーフスは88勝27敗(勝率.765)でNFL1位。レイブンズが、68勝37敗(勝率.648)で同2位。また、その期間の1試合平均得点は、チーフスが1位(28.9)でレイブンズが2位(25.82)と、NFLを代表する司令塔に指揮されたオフェンス陣は文字通りリーグトップクラスだ。 27歳のジャクソンは2019年シーズンにMVPを受賞したのに対し、28歳のマホームズは2018年と2022年にMVPに選出された。カンファレンス決勝でMVPの司令塔対決は今回が5度目だが、ともに30歳以下なのは今回が初めてのケースだ。 また、レイブンズの守備は1試合平均失点(16.8)とサック数(60)がNFL1位で、チーフスも両カテゴリーでレイブンズに続いて同2位とディフェンス力はほぼ互角といえる。NFLトップクラスのディフェンスを前に、ジャクソンとマホームズはどのようなパフォーマンスを見せるのか。現在のNFLを代表するQB対決は、見ごたえある一戦になること間違いない。
一野洋