「与えられた任期いっぱいは責任を果たす」 衆院選落選の小里泰弘農水相 公務継続の意向
衆院選で落選した小里泰弘農林水産相は1日、衆院選後初となる閣議後の定例会見に臨み、「与えられた任期いっぱいは、しっかり責任を果たしたい」と述べ、後任が決まるまでは、公務を継続する意向を示した。小里氏はすでに石破茂首相に辞意を表明しているが、官邸側は新内閣発足に伴う交代まで小里氏を続投させる方針を明かしている。 【ひと目でわかる】近年の主な現役閣僚の落選 野党との交渉カードとして温存する思惑も 小里氏は交代までの期間、閣議や定例会見のほか、9~10日に大分県で行われる「第43回全国豊かな海づくり大会」に出席する予定としている。 小里氏は10月27日に投開票が行われた衆院選で鹿児島3区から出馬したが、小選挙区で敗れたのに続き、重複立候補していた比例代表九州ブロックでの復活も果たせず落選した。小里氏は平成17年の初当選から令和3年の前回選挙まで6期連続当選。10月に発足した石破茂内閣で初入閣を果たしたばかりだった。