【これ、ベースはサーフなんスよ~】バン純正ドアにスワップするなど、サーフをこだわりのバンルックへ! 4A-GEエンジンも換装した「速い」カリーナサーフ
狂気的なほどのこだわりでワゴンがバンへと完全変形! BASE CAR:カリーナサーフ/1985年型 【画像9枚】バン純正ドアの移植でワゴン改バンルックとしたフォルム、4A-GE換装済み&ハルテック制御のエンジン、プリマドンナのリバレル履きの美しき足元など、こだわりのカスタマイズを見せるカリーナサーフ 低く構えたボンネットに、角目4灯ヘッドライトのフェイス。 サイドプロテクションモールは装着されておらず、フェンダーミラーをおごるそのスタイリングは、まさにカリーナバン! 十中八九、そう考えるに違いない。 でも、このクルマは、“バン化け”したカリーナサーフがベースなのだ。 ’82年に登場したサーフは、当時アメリカ西海岸で人気のステーションワゴンを想定したワゴン車。 カリーナバンとの差別化を図るため、クーペと同じ角型2灯ヘッドライトや、サイドプロテクションモール、ブラックアウトしたドアサッシ、4リンク式リアサスといった、乗用車らしい豪華装備がおごられたモデルだった。 しかし、オーナーの想いはカリーナバンにあった。 少し変わった4A-GE車に乗りたいと、カリーナバンを所有していたが、諸事情により廃車。 その3日後に「サーフならあるよ」と声をかけてもらい、手に入れたのがこのクルマだった。 でも、バンのシンプルなスタイリングへの想いは捨てがたく、前車(カリーナバン)より移植できるモノをすべて移植。 そして、フェンダーミラーだけではなく、ドアミラー台座のないフロントドアや素ガラス、リアワイパーレスのリアゲートなど、分かる人が見ても一見分からないほど徹底したバンルックが誕生したというわけだ。 足元には、ホワイト×ゴールドが美しいBBSのスーパーRSプリマドンナ仕様をマウント。 ワイドステンレスリムにリバレルし、これ以上ないフィットメントでスタイリングの完成度を高めていた。 換装した4A-GEエンジンは、ハルテック制御によりフルコン化。 まさに羊の皮をかぶった狼的な、バンルックで速いスタイルを具現化している。 長く乗り続けるために、VTEC化も視野に入れているオーナー。 その想いをカタチにする力に脱帽しかない。 『カスタムCAR』2023年5月号掲載 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
カスタムCAR 編集部