新天地のラ・リーガで存在感を示す浅野拓磨「僕みたいなタイプが生きるというのはスペインに行く前から感じていた」
新天地でその存在感を示している。今季、ボーフムからマジョルカに完全移籍した日本代表FW浅野拓磨。ブンデスリーガから戦いの場を移したラ・リーガの印象について「テクニックのある選手が多い国、プレースタイルなのかなと思う」としたうえで、「そういう選手が多ければ多いほど、僕みたいなタイプが生きるというのはスペインに行く前から感じていた」と率直に明かした。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 ポストプレーなどの面でも成長を見せる浅野だが、その真骨頂はやはりスピードと裏抜けの部分。自分の長所、武器を最大限に発揮するために割り切っているところもあるようだ。 「ボールを握るところだったり、足元でおさめたり、テクニックが重要になってくるところは、逆に言ったら味方に任せればいいという感覚でプレーしている。自分は自分が勝負できるところをピッチで表現できれば」。それは自分自身を生かすためであると同時に、相手が一番嫌がる部分でもある。 「対戦相手を考えたら、それに慣れていない選手も多い。それを僕が出すことができれば、スペインでもプレーできるかなというイメージはあった」。開幕節のレアル・マドリー戦に先発した浅野は開幕から4試合すべてに出場。うち3試合に先発している。 「シーズンが始まって4試合。イメージどおりにプレーできている感触はある」。そう手応えを感じながらも、「ただ、大事なのは結果。とにかく早く結果でチームの勝利に貢献しないと、プレースタイルどうこうの前に自分の良さを出すステージさえなくなる。とにかく早く結果を出したい」と、FWとしてゴールという結果を貪欲に追い求めていく。